ちあログ別館

還暦BBAのワクワクな毎日

「じゃみじゃみ」の話

 

お題「地元では当たり前のものなのに、実は全国区ではなかったものってありますか?」

 

「じゃみじゃみ」をご存知ですか?

お題に沿って記事を書く、というスタイルがあるようなので、トライしてみます。

 

地元では当たり前なのに全国区ではなかった…と聞くと、まず思い浮かぶのが「じゃみじゃみ」です。

地元でも、今の子供達は知らないと思うけれど、私が子供の頃には当たり前に使っていた言葉でした。

 

地元の友達の中には、ごく最近私が話題にするまで、それが全国区ではないと知らなかった人もいました。

みんなが日常茶飯事に使っていた「じゃみじゃみ」の意味は…

 

「じゃみじゃみ」とは

「じゃみじゃみ」というのは、テレビの電波障害による、いわゆる「砂嵐」の画面のことです。

私の地元は冬になると「雪おこし」という雷が鳴る所で、そういう時には停電や電波障害はよくあることでした。

昭和ですからいろんな技術も今と比べれば格段に劣っていたのでしょう。

電波障害によって、画面が砂嵐になった時、私達は「あ、テレビがじゃみじゃみになってもた」と、言っていました。

地元では100%通じる表現だったので、まさか県外の人は全く使っていないだなんて、夢にも思いませんでした。

 

あの電波障害の「じゃみじゃみ」の画面はアナログ放送特有のものだそうで、デジタルになった今はもう見ることはない。

なので、我が地元で生まれ育っていても、若い子達は多分「じゃみじゃみ」という言葉を知らないでしょう。

 

私の地元はどこでしょう?

さて「じゃみじゃみ」が全国区の言葉だと思っていた、私の地元はどこかわかりますか?

私は、福井県出身です。

 

全国的な知名度は低い県です。

地元を離れ京都で学生時代をすごしていたころ、出身地を訊かれて

「福井です」というと

「東北の?」(それは福島!)

「九州だ!」(それは福岡!)と言われ

「北陸です」というと

「金沢?」「あ、富山?」と言われ、

なかなかわかってもらえませんでした。

 

でも、福井は風光明媚でお魚をはじめとした食べ物も美味しいところです。

3月には北陸新幹線が延伸で、関東からも行きやすくなります。

機会があれば足を運んでみてください。

 

あ、食べ物系で全国区ではない地元特有をご紹介しておくと、福井では冬に水ようかんを食べます!

大人になるまで、水ようかんは冬の食べ物だと思っていました。

暖房の効いた部屋で食べる冷たい水羊羹、美味しいですよ!